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外壁塗装に欠かせない下地処理とは?基本と手順を解説

外壁塗装を検討する際、見た目や使用する塗料に注目しがちですが、実は下地処理こそが塗装の仕上がりや耐久性を左右する重要な工程です。どれだけ高品質な塗料を使っても、下地処理が不十分であれば、すぐに剥がれたり劣化が進んでしまうこともあります。しかし、下地処理の具体的な作業内容や重要性については、あまり知られていないのが現状です。

本記事では、外壁塗装における下地処理の基本から、具体的な手順や使用する材料、適切な下地処理を行わない場合のリスクについて詳しく解説します。塗装の仕上がりを長持ちさせるために、適切な下地処理の知識を身につけましょう。

外壁塗装における下地処理の重要性

外壁塗装において、下地処理は仕上がりの美しさや耐久性を左右する非常に重要な工程です。適切な下地処理が施されていないと、塗料がしっかり密着せず、早期の剥がれや劣化を招く原因となります。

 

下地処理とは

下地処理とは、塗装を行う前に外壁の表面を整える作業のことを指します。汚れやカビ、ひび割れ、サビなどをしっかり取り除き、塗料が定着しやすい状態を作ることが目的です。

 

下地処理を怠るリスク

適切な下地処理を行わないと、以下のような問題が発生する可能性があります。

・塗膜の剥がれ:汚れが残ったまま塗装すると、塗料が外壁に定着せず、すぐに剥がれてしまう。
・ひび割れの悪化:ひび割れを修復しないまま塗装すると、塗膜が割れてしまい、再度補修が必要になる。
・防水性の低下:コーキングの劣化を放置すると雨水が浸入し、建物の内部までダメージを受ける可能性がある。
適切な下地処理を施すことで、これらのリスクを防ぎ、外壁塗装の効果を長持ちさせることができます。

 

下地処理の基本手順

下地処理にはいくつかの工程があり、それぞれの作業が塗装の仕上がりや耐久性に大きく影響します。ここでは、一般的な下地処理の流れを詳しく解説します。

 

高圧洗浄

外壁の汚れやカビ、コケ、古い塗膜を除去するために、高圧洗浄機を使って水圧で洗い流します。
・汚れが残ったままでは塗料がうまく密着しないため、徹底的に洗浄することが重要。
・洗浄後はしっかりと乾燥させることで、塗料の定着を高める。

 

クラック(ひび割れ)の補修

ひび割れ(クラック)があると、そこから雨水が浸入し、建物の劣化を早める原因になります。適切な補修を行うことで、塗膜の耐久性を向上させます。
・ヘアークラック(0.3mm未満の細かいひび割れ)はシーラーや下塗り材で補修。
・構造クラック(0.3mm以上の大きなひび割れ)は専用の補修材やシーリング材を使用。

 

シーリング(コーキング)補修

外壁材の継ぎ目やサッシ周りには、シーリング(コーキング)と呼ばれる防水材が使用されています。これが劣化すると、防水性が低下し、雨漏りの原因になります。
・劣化したシーリング材は完全に撤去し、新しいものに打ち替える。
・弾力性のあるシーリング材を使用することで、ひび割れを防ぐ。

 

ケレン作業

金属部分のサビや古い塗膜を取り除くための作業です。サビが残ったまま塗装すると、塗膜が剥がれやすくなります。
・ワイヤーブラシやサンドペーパーを使用して、表面の汚れやサビを削り取る。
・ケレン作業後は、サビ止め塗料を塗布し、金属の耐久性を高める。

下地処理をしっかり行うことで、塗料が外壁にしっかり密着し、長持ちする塗装が実現できます。

 

下地処理に使用する主な材料

外壁塗装の下地処理では、塗料の密着性を高め、塗膜を長持ちさせるためにさまざまな材料が使用されます。それぞれの特性を理解し、適切に選ぶことが重要です。

 

プライマー

プライマーは、塗料の密着性を向上させるために使用される下塗り材です。特に金属やコンクリートなど、塗料が定着しにくい素材に塗布します。
・金属部分には防サビ効果のあるプライマーを使用し、サビの進行を防ぐ。
・コンクリートにはアルカリ性を抑えるプライマーを塗り、塗膜の剥がれを防ぐ。

 

シーラー

シーラーは、外壁材が塗料を過度に吸収するのを防ぎ、上塗り塗料の発色や耐久性を高める役割を持ちます。
・吸水性の高いモルタルやコンクリート壁に使用すると、塗料のムラを防ぐ。
・シーラーには水性・油性・浸透性タイプがあり、外壁の状態に応じて選択する。

 

フィラー

フィラーは、外壁の凹凸を均一にするために使用される下地材です。特にモルタル壁や経年劣化でひび割れが生じた外壁に適しています。
・厚塗りが可能で、表面を滑らかに整えられる。
・微細なひび割れを埋める効果があり、上塗り塗料の仕上がりを向上させる。

下地処理に適した材料を適切に選ぶことで、外壁塗装の耐久性が向上し、美しい仕上がりを長期間維持できます。

 

下地処理を怠った場合のリスク

下地処理は外壁塗装の仕上がりや耐久性に直結する重要な工程です。適切な処理を行わないと、塗膜の剥がれや外壁の劣化が早まり、結果として塗装の寿命を縮めることになります。ここでは、下地処理を怠ることで発生する代表的なトラブルを紹介します。

 

塗膜の剥離

下地処理が不十分なまま塗装すると、塗料が外壁にしっかりと密着せず、短期間で剥がれてしまう可能性があります。
・高圧洗浄をせずに塗装すると、汚れやホコリの上に塗料を塗ることになり、密着力が低下する。
・シーラーやプライマーを適切に塗布しないと、塗料が外壁材に吸収されすぎて剥がれやすくなる。

 

ひび割れの再発

外壁にひび割れ(クラック)がある場合、適切な補修をせずに塗装を行うと、塗膜がひび割れに追随できず、すぐに再発する可能性があります。
・小さなひび割れ(ヘアークラック)はシーラーで補修しないと、ひびが広がるリスクがある。
・大きなひび割れ(構造クラック)はシーリング材や補修材でしっかり補修しないと、塗装後もひびが目立つ。

 

サビの進行

金属部分のケレン作業(サビ落とし)を行わずに塗装すると、内部でサビが進行し、塗膜が膨れたり剥がれたりする原因になります。
・サビが残ったまま塗装すると、塗膜の内部でサビが広がり、強度が低下する。
・サビ止めプライマーを適切に塗布しないと、塗装後すぐに劣化する可能性がある。

適切な下地処理を行うことで、塗装の持ちを良くし、建物の耐久性を向上させることができます。

 

株式会社彩聖テックの下地処理への取り組み

大阪市生野区に拠点を置く株式会社彩聖テックは、職人直営・自社施工ならではの強みを活かし、高品質な外壁塗装を提供しています。特に下地処理にこだわり、塗料の持つ本来の性能を最大限に引き出すための施工を徹底しています。ここでは、同社が行っている下地処理のポイントについて紹介します。

 

高圧洗浄の徹底

外壁に付着した汚れやコケ、古い塗膜を隅々まで高圧洗浄で取り除きます。
・細部まで丁寧に洗浄し、塗料の密着性を向上させる。
・汚れが残りやすい窓枠や換気口周りもしっかり洗浄。

 

適切な乾燥時間の確保

洗浄後は、十分な乾燥時間を確保することで、塗膜の密着力を高めます。
・湿った状態で塗装すると、塗膜の剥離やムラの原因になるため、状況に応じて適切な時間を設定。

 

丁寧なケレン作業

金属部分のサビや古い塗膜を、ワイヤーブラシやサンドペーパーを使って丁寧に除去します。
・サビを残さず取り除き、防サビプライマーをしっかり塗布することで、耐久性を向上。

 

確実な下塗り作業

塗料の密着を高めるために、下塗り材(シーラーやプライマー)を適切に塗布します。
・外壁の種類や状態に合わせて最適な下塗り材を選定。
・塗料が均一に乗るよう、ムラのない施工を徹底。

 

ひび割れ補修の徹底

ひび割れ(クラック)を見逃さず、適切な補修を行うことで、塗膜の耐久性を向上させます。
・小さなクラックにはシーラーを、大きなクラックには弾力性のある補修材を使用。
・塗装後にひび割れが再発しないよう、補修工程を丁寧に実施。

株式会社彩聖テックでは、一切の妥協を許さない下地処理を徹底し、長持ちする美しい仕上がりを提供しています。

 

まとめ

外壁塗装の品質や耐久性を左右するのは、使用する塗料だけではありません。下地処理をどれだけ丁寧に行うかが、仕上がりや持ちの良さに大きく影響します。高圧洗浄、ひび割れ補修、シーリング補修、ケレン作業などの適切な下地処理を行うことで、塗膜の密着性が向上し、外壁を長期間美しく保つことができます。

また、株式会社彩聖テックでは、徹底した下地処理を強みとし、お客様に高品質な施工を提供しています。職人直営の自社施工だからこそ、細部までこだわり抜いた丁寧な下地処理を実現し、安心して長く住める外壁塗装を実現しています。

外壁塗装をお考えの方は、下地処理の重要性を理解したうえで、確かな技術を持つ専門業者に依頼することが大切です。塗装の持ちを良くし、美しい仕上がりを長期間維持するためにも、適切な下地処理を施した施工を選びましょう。

詳しい相談やお見積もりをご希望の方は、ぜひお問い合わせください。

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